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細幅鍵盤

2012.02.15 (Wed)
先日、ドタキャンで時間があったために昔の本を読みなおしてみました。
中田喜直先生著書(1994年)の「音楽と人生」です。
その中に、ピアノの鍵盤の事が書いてありました。
ヴァイオリンやチェロなどは、子供用サイズがあるのになぜピアノにはないのか?と言う事でした。
確かに、幼児と大人では手や体の大きさは全然違うのに、ピアノの鍵盤は同じサイズだという事です。
実際、子供には無理があります。
ピアノメーカーでも、一時期細いサイズの鍵盤も特注で準備していた時代がありました。細幅と言っても鍵盤幅(オクターブ)で約1cm細くなる程度です。当時ピアニストの試弾でも全然問題ないという意見があったように記憶しています。しかし普及しなくて現在はカタログには載っていません。(メーカーに交渉すれば作ってくれるかもしれませんが…)
なぜ普及しなかったかと言うと、練習では細幅鍵盤でやっていても、発表会やコンクールの会場のピアノの鍵盤は普通のサイズだから不都合があるという事です。
しかし実際にはそうでしょうか?おそらくオクターブで1cm程度しか違わないピアノが一台そこにあっても、誰も気が付かないと思います。それよりもオクターブが楽に届くので「何でかかわからないけど、弾きやすいピアノ」と感じるはずです。それだけ人間は順応性があります。
当時はまだ景気が良く、ホールは大抵ピアノを複数台用意していました。それも、S社のピアノです。
そのように複数台準備出来るのであれば、一台は細幅鍵盤を入れるという動きがあれば良かったのかもしれません。そして、演奏者にはその違いを知らせる事無く選定してもらい、弾きやすい方を使ってもらえばよかったのです。
今からでも遅くはないと思います。また細幅鍵盤を復活させてほしいと思います。
そして、積極的にホールへ細幅鍵盤のピアノを売り込んでほしいと思います。
世間が理解してくれれば、そこにまた新たな商機が生まれるような気がします。
実際ペダルに関しては、ペダルに届かない人のために補助ペダルが理解されて、たくさんの種類が出ています。
細幅鍵盤が邪道なら補助ペダルもまた然りです。
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コメント

はじめまして
初めて書き込みさせていただきます。
こちらの「細幅鍵盤のすすめというブログ」の記事と併せて拝見させていただき、大変共感いたしました。

私は趣味でピアノを嗜んでいるのですが、手が小さく1オクターブが鍵盤の手前から引っ掛ける形でしか届かず思うように弾くことが出来ない為、以前より細幅鍵盤に大変興味を持っていまして、細幅鍵盤について検索していましたら、こちらのブログに辿り着きました。

「細幅鍵盤のすすめ」は細幅鍵盤について調べる過程で私も知り、細幅鍵盤に関する情報はほとんどこのブログから得ています。
中田喜直先生の「音楽と人生」のこともこのブログから知って、読むことが出来ました。中田喜直さんの主張は至極当然といいますか、もっともな事のように感じたのですが、なぜピアノ界で未だ受け入れられていないのか、私もとても不思議に思っております。

あちこちのピアノ関連の掲示板の書き込みなどを読んでみても、“手が小さくても工夫と努力を重ねて弾くものだ”という考え方が未だ常識として通っているようです。中には鍵盤を細くしようという提案をされている方もいらっしゃいましたが、そういう方に対する反応は決して温かいものではありませんでした。家で弾くだけならいいが、コンクールや発表会はどうするのか、といった問題を指摘されているのですが、鍵盤の幅を変えるなんて邪道だという意識が根底にあるように感じます。

音楽とスポーツは別のものなので比較するのはあまり適切とは思わないのですが、分かりやすくするためにあえて比較させていただくなら、今のピアノの状況は、マラソン用の靴が1サイズ(Lサイズ)しかなく、足が小さい人がブカブカの靴をはいてマラソンをしている状況だと思います。
ちゃんと自分の足のサイズに合った靴をはけばもっと軽やかに走れるのに、という主張に対して、工夫と努力をすれば走れないことは無いはずだ、と言われているようなものです。確かに色々と工夫をすれば、とりあえず走ることは不可能ではありませんし、器用な人なら靴のサイズがピッタリの選手より速く走れるかもしれません。ですが、そんなのはフェアじゃありませんし、何よりこんなことを続けていればおかしなフォームになって体を痛めます。実際、手が小さくて無理な弾き方を続けていて腱鞘炎になっている人は多いとのことですね。

スポーツに置き換えてみれば誰でもおかしいことが分かるのに、なぜピアノ界はこうも頑ななのでしょうか。工夫と努力で演奏されている手の小さい(とは言っても1オクターブは届いているでしょう)演奏家の方々への配慮なのか、それともピアノ関連の業種(楽譜の出版社など)への影響を懸念しているのでしょうか。それとも単に"このピアノありき"という思い込みだけなのでしょうか。

私はホールのピアノの事情を知らなかったので、そうは言っても普通の鍵盤のピアノ以外に細幅鍵盤のピアノまで用意するのはホールにとってはさぞかし大きな負担になるのだろうから、それが細幅鍵盤ピアノを阻む一番のネックになっているのだと思っていました。ですからこちらの記事を拝見して、細幅鍵盤ピアノのホールへの設置は決して細幅鍵盤のピアノを受け入れられない要因にはならないのだということが分かりました。

「細幅鍵盤のすすめ」の中の2010年11月13日の「大学などでの使用『pedagogy』教育学においての細幅鍵盤ピアノ」という記事の中で紹介されていますSteinbuhler社の動画は大変興味深いです。一応文末に動画のURLを記入しておきます。

これを見る限り、本格的な普及にはまだまだ課題もありそうですが、この方法を各ピアノメーカーが採用すれば、ホールには各メーカーの細幅鍵盤のアクション部分だけ常備しておけばいいということになって、ホールへの設置は更に容易になるのではないかと思います。
Steinbuhler社のReduced-Size Keyboardsは入れ替え式のものは今のところグランドピアノだけのようですが、中田喜直先生の「音楽と人生」中では、かつて日本でもアップライトピアノで5段階のサイズの鍵盤を交換出来るものが開発されたことがあり、海外で高く評価されたとありますし、これを期に日本のメーカーもまた開発を再開してほしいものです。
それと、趣味で気軽に弾きたい人のために、電子ピアノやキーボードでも88鍵で細幅鍵盤のものが発売されれば、もっと細幅鍵盤の認知度が上がるのではと思っています。

細幅鍵盤ピアノに関する情報が少ない中、こちらのブログを拝見出来て、大変嬉しく思っております。

長文失礼いたしました。

「Reduced-Size Keyboards Part1」
http://youtu.be/SBfDN9DBsnk
「Reduced-Size Keyboards Part2」
http://youtu.be/yiF05uBej0c

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